東日本大震災発生から12年を迎えるのに合わせ、エフエム徳島は10日、復興をテーマに県や徳島大と開催したシナリオコンテストの上位3作品を基に制作したラジオドラマを放送した。
最優秀賞受賞作で、南海トラフ地震から5年後の海陽町を舞台に、女性司書と本を返しに来た男性が小さな幸せを見いだす物語「図書館の約束」などをドラマ化。声優や城東高校演劇部員が登場人物を演じた。
番組では、審査員を務めた脚本家の北阪昌人さんらのトークもあった。北阪さんは「心の復興を描いた質の高い作品が多かった。聴く人が防災について考えたり、徳島に興味を持ったりするきっかけになったのではないか」と話した。
ドラマは県のユーチューブチャンネルでも後日公開される。