7月21、22両日に徳島市のアスティとくしまで開かれた「こなそんフェス2018」で〝完結〟を迎えた徳島発のロックバンド・チャットモンチーのスタッフは11日、西日本豪雨の被災地を支援するためフェス会場などで集めた募金66万5296円を、豪雨で大きな被害を受けた愛媛県宇和島市立吉田中学校に寄付したと発表した。

 

寄付金を贈呈するために吉田中学校を訪れた福岡晃子さん(前列右から3人目)と同校の生徒ら=愛媛県宇和島市の同校

 

 寄付金はこなそんフェスと、フェスの関連商品などを販売するため徳島市内に設けられた期間限定店舗「チャット商店」を訪れたファンやメンバー、出演者、スタッフらから寄せられた。8月10日に福岡晃子さんが同校を訪れ、生徒に手渡した。

 スタッフは「生徒の皆さんが、できるだけ早く日常の学校生活に戻れますよう願っています。皆様のご協力、本当にありがとうございました」とのコメントを発表している。

 フェスでは同じく豪雨被災地の支援を目的とした「こなそんパワーステッカー」が販売されており、この収益の寄付先は今後、改めて報告するとしている。