老朽化により、大規模な改修工事が行われている小松島市中田町の金長大明神(金長神社)の落成イベントが4月2日、近くのサウンドハウスホールで開かれる。コスプレイヤーの仮装行列やギタリストの音楽ライブなどがあり、観光名所で知られる神社の新装を祝う。主催者の一般社団法人・金長と狸(たぬき)文化伝承の会が、仮装行列の参加者を17日まで募集している。
午前10時~11時半ごろ、ホール近くの小松島ステーションパークや神社周辺をコスプレイヤーが練り歩く。思い思いの格好に化けたタヌキたちが、神社の落成を祝うため集まったとの設定で実施する。
午後1時からはホールで、同市出身のギタリスト堀尾和孝さんのソロライブ、人形遣い勘緑さんの浄瑠璃芝居、講談師旭堂(きょくどう)南照さんが語る民話「阿波の狸合戦」などを盛り込んだ式典がある。
金長神社はジブリ映画や漫画の舞台になった市の観光名所。築67年で拝殿などが朽ちかけていたため、昨年10月から伝承の会が寄付金など約720万円を活用して改修していた。
仮装行列の参加は、伝承の会ホームページから応募する。先着40人。小学生未満は保護者同伴。問い合わせは同会の服部さん、電話0885(32)1043。