新型コロナウイルス対策のマスク着用が個人の判断に委ねられるようになった13日、県内各地の交通機関や飲食店は利用者への着用呼び掛けをやめるケースが目立った。ただ、顧客の健康に配慮して当面は従業員に着用を求める事業者が大半。関係者からは「脱マスク」に歓迎の声が上がるものの、定着するまではしばらく時間がかかりそうだ。

 徳島バス(徳島市)とJR四国(高松市)は政府の方針を受け、13日からマスク着用を呼び掛ける車内放送をやめた。しかし、両社とも駅員や乗務員のマスク着用と車内の換気、消毒などの基本的対策は継続する方針。

 緩和されても急にはコロナ禍以前の風景には戻らず、この日朝に徳島駅で列車を降りた乗客はほぼ全員がマスク姿。そんな中、大阪から高速バスで帰省した…