各ポジションでレギュラー争いが激しさを増す中、実戦形式の練習でボールを奪い合う徳島の衛藤(中央)ら=宮崎市の県総合運動公園ラグビー場

 J2徳島ヴォルティスが宮崎市の県総合運動公園ラグビー場で行っている2次キャンプも14日で6日目を迎えた。フィジカル強化と並行してチーム戦術を煮詰めていく中、各ポジションの激しさを増している。
 
 これまでの練習試合3戦はポジションでチームを二つに分けただけで、スタメン、控えの区別はないままに臨んだ。今のところスタメンの座を確実にした選手はいない。
 
 FWは高さと足元の技術を備える新加入の佐藤と長谷川悠を並べる方向だが、相手によっては裏への抜け出しが持ち味の津田、佐々木一を絡めるのも有効だろう。
 
 ボランチは、1次キャンプ中に左足首を痛めて別調整が続いているエステバンの復帰が待たれる中、新加入の木村の巧みな球さばきが目を引き、技術の高い濱田、展開力のある斉藤の昨季出場組も安泰ではなさそうだ。
 
 最激戦区のSHは、大崎、衛藤、廣瀬智、佐々木一と新加入の井澤、佐々木陽。新顔の2人はボランチでもテストされている。太ももを痛めて別調整が続いていた井澤だが、12日の練習試合に出られるまでに回復。視野の広いつなぎ役として期待される。井澤は「簡単にレギュラーを取れるとは思っていない。持ち味を出しながらチーム戦術を理解、実践していく」と話し、佐々木一も「FWとSHの両方できるよう準備する」と危機感を抱きながら練習に励んでいる。
 
 CBは右ふくらはぎを痛めていた福元が14日に部分合流し、今後は石井、橋内、冨田、青山と争う。SBは安定感のあるアレックスと藤原に攻撃的な内田、広瀬陸の19歳コンビが挑む格好だ。
 
 小林監督は「どのポジションも選手の力に差はない。コンディションやモチベーションを踏まえ最適な組み合わせを考えていく」。個の持ち味を生かしつつ、組織として機能するために鍛錬の日々は続く。