J2徳島ヴォルティスは24日、板野町の徳島スポーツビレッジで練習を再開した。3月8日の開幕まで10日余り。チームがテーマに掲げる「全員攻撃、全員守備」を実践するために強化してきたフィジカルと連動性にさらに磨きを掛け、1年でのJ1復帰を目指して戦うリーグ戦に備える。
宮崎キャンプ後の練習初日もひたすら走った。コンディション不良の衛藤、佐藤、橋内、佐々木一を除く24人が3班に分かれて1キロを4分で走るペース走を8セット。「前に、前に」「ナイスラン」。小林監督やコーチ陣の掛け声に背中を押され、苦しそうな表情を浮かべながらも全員が走り切った。
キャンプ後、コーチ陣は九州でJ2勢の試合を視察するなどリーグ戦への準備を進めている。3月1日には今季J3に降格した富山と開幕前最後の練習試合(非公開)を予定しており、スタメンの絞り込みや戦術の浸透を図る。
ペース走で先頭集団を走り続けたDF藤原は「ここまでは他のチームより走れていると思うのでさらにコンビネーションを煮詰めていく。昨季は勝てなかったホームで白星発進し、弾みをつけたい」と意気込みを語った。
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