徳島県鳴門市と鳴門商工会議所、市うずしお観光協会でつくる鳴門阿波おどり実行委員会は、市阿波おどりを8月9~11日に、納涼花火大会を同7日に開くと決めた。いずれも新型コロナウイルス感染拡大で3年続けて中止していた。
阿波おどりはJR鳴門駅周辺の特設演舞場で開催。2019年までと同規模程度となる見込み。具体的な内容は4月に実行委で決める。例年8日に市阿波踊振興協会が行っている選抜阿波おどり大会は、会場の市文化会館が休館中のため見送る。納涼花火大会は撫養川沿いの親水公園である。
今月13日に国がマスク着用ルールを個人の判断とするよう緩和したほか、5月8日以降に新型コロナの感染症法上の位置付けが5類に引き下げられることなどから総合的に判断した。
市観光振興課は「鳴門の夏の風物詩を安全安心に楽しんでもらえるよう内容を検討する」としている。
市阿波おどりは、19年には3日間で7万9千人が来場。県内最大規模の花火大会には9万5千人が訪れた。