四国4県や四国地方整備局などでつくる吉野川水系水利用連絡協議会は12日、早明浦ダム(高知県)の貯水率が低下していることを受け、午前9時から徳島、香川両用水への第1次取水制限を始めた。中四国に大きな被害をもたらした西日本豪雨から1カ月余。豪雨以降、まとまった降雨がなかったため、一転して渇水の懸念が高まってきた。
カット率は徳島用水が15・3%、香川用水が20%。取水制限により、徳島用水への供給量は通常の毎秒57・29トンから48・51トンに、香川用水は14・74トンから11・79トンに抑えられる。12日午後6時時点の貯水率は60・7%。