知事選が23日に告示されるのを前に、立候補予定者の政策や人柄を知ろうと、有権者の動きも活発化している。住民組織などが中立的な立場で集会を催し、候補者を順に招いて意見交換したり主張を聴いたり。3人の保守系候補が立候補を表明し、保守分裂の様相を呈する今回の知事選は激戦が予想されており、主催者は「結果は今後の徳島を大きく左右しうる。投票の判断材料を得る機会にしたい」と話している。

 「高齢化で10年後には農業をする人がいなくなってしまうのでは」。12日夜、阿波市阿波町の市地域交流センターで開かれた「徳島の未来を語り合う夕べ」。出席した一人の立候補予定者に農園を営む男性が問い掛けた…