新型コロナウイルスの感染状況が一時期と比べて落ち着き、全国でマラソン大会が再開しました。いずれも各種対策を講じ、ウィズコロナ、アフターコロナを見据えた運営に取り組んでいます。そして大会と言えばオリジナルグッズ。今回も〝徳島ならでは〟のグッズが用意されています。
【おもてなし広場】足湯やPV楽しんで
コロナ下のため、前回大会まで催していた後夜祭の規模を縮小。完走後のランナーや家族ら応援者の憩いの場「待ち合わせ広場」を藍場浜公園に設けます。正午~午後6時。入場無料。
10を超えるブースやコーナーを用意します。ランナー向けには大会オリジナル缶バッジ(先着2500人)のプレゼント、県産ユズを使った足湯、栄養補助食品や大会限定品をそろえた企業ブースのほか、レース中の写真約3千枚を展示。自分や友人が写っている写真はもらえます。
会場ではパブリックビューイング(PV)を実施し、レースの様子を生中継します。懸命に走る家族や友人を大型ビジョンで探してみてはどうでしょうか。阿波踊りの演舞や特産品の販売もあります。
フィニッシュ会場から広場まではどう行くの? 無料送迎バスはありますが、毎回人気を集めているのはランナーズ・クルーズ。正午から船が随時運航しており、藍場浜公園まで送ってくれます。乗船できるのはランナーに限定。水都ならではのユニークなおもてなしです。
【新型コロナ対策】検温・健康チェック徹底
とくしまマラソンでは、大会1週間前から参加ランナーに対して健康チェックを行っています。インターネットの専用サイトに体温や体調を入力し、健康状態を把握。感染疑いの症状が出た場合などは「参加の辞退をお願いする」としています。
当日はスタート会場や臨時駐車場に検温ポイントを設置。スタッフが健康チェックを行い、問題がなければ入場リストバンドを配布します。スタートブロックの整列にはリストバンドの掲示が必要になります。
号砲まではマスクの着用を求めていますが、レース中は各自の判断で外しても構わないとしています。感染対策は他に▽会話は必要最小限▽小まめな手洗いや手指消毒▽ランナー同士は可能な限り間隔を空ける―などを挙げています。
沿道の応援に関しては、拍手やパフォーマンスを勧めており、従来のようなハイタッチや声援は控えるように呼び掛けています。
【オリジナルグッズ】徳島の魅力ふんだん
参加者全員がもらえる記念Tシャツは藍色を基調とし、ランナーと阿波踊りの踊り手を合わせた男女4人が描かれています。「Small steps add up to complete big journeys」との文字も。「小さな一歩が積み重なり、大きな旅が完成する」との意味で、ランナーを激励しています。大会招待選手で、音楽グループ・ソナーポケットのeyeron(アイロン)さんがデザインを手掛けました。
完走したランナーは恒例のフィニッシャータオルとメダル、郷土料理・そば米雑炊のフリーズドライがもらえます。タオルはカラフルな風船をモチーフにして「完走の喜び」「大会の多様性」を表現。メダルは眉山の稜線(りょうせん)や吉野川の流れなどをイメージしています。
これまで会場でもらっていた記録証(完走証)はインターネットサイト「ランネット」からダウンロードできます。感染対策やペーパーレス化のためで、Web記録証は多くの大会で採用されています。
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