開幕戦勝利へ紅白戦で連係を確認する徳島の選手たち=徳島スポーツビレッジ

 J2は8日、各地で11試合が行われ、2015シーズンが開幕する。徳島ヴォルティスは午後2時から鳴門ポカリスエットスタジアムで昨季19位の愛媛との「四国ダービー」に臨む。1年でのJ1復帰を掲げて戦うシーズンの大事な初戦。リーグ戦ではJ2時代の一昨年11月10日以来、約1年4カ月ぶりとなるホーム白星で開幕ダッシュへの道筋をつけたい。
 
 愛媛を想定した6日の紅白戦では、控え組を3-4-2-1システムにして前線からのプレスのタイミングやコース、選手同士の距離感を入念に確認した。昨季のJ1王者・G大阪から加入した19歳の左SB内田は果敢にドリブルで切り込んだ後、正確なクロスを連発。リーグ戦初出場が濃厚な一戦に向け「一ついいプレーができれば気持ちも落ち着きそう。アシストやゴールでスタジアムを沸かせたい」と気持ちを高ぶらせている。
 
 愛媛は昨季、過去ワーストとなる19位(12勝12分け18敗、勝ち点48)。過去に千葉や水戸で指揮を執った木山監督を新たに迎え、中位以上を目指している。清水から加入した185センチのFW瀬沼のポストプレーと、昨季13得点したトップ下の河原の動きをボランチとDF陣が連係よく封じる必要がある。後方からボールを回して形をつくるスタイルのため、前線から積極的にプレスを掛けて高い位置でボールを奪い一気に攻め込みたい。
 
 山形に在籍した昨季、アウェーで愛媛に敗れた悔しさを忘れていないCB石井は「組織で守り、組織で攻めるやり方は全員で共有できている。開幕戦はとにかく勝つことが大事。一丸となって勝ち点3をつかみ取る」と意気込みを語った。
 
 愛媛との四国ダービーの通算成績は徳島の11勝4分け7敗。「全員攻撃、全員守備」を掲げてチームを導いてきた小林監督は「特に盛り上がるダービーで開幕を迎えられるのはありがたい」と話し「積極的で勝ち気なチームに変わってきている。昨季勝てなかったホームで何としても勝利し、勝ち癖をつけたい」と表情を引き締めた。