徳島県三好市山城町の景勝地・大歩危峡で19日、こいのぼりの群泳が始まった。新型コロナウイルス禍で減っていた観光客の回復を見込み、例年より10日ほど早めた。5月末まで。
遊覧船を運航する観光施設・大歩危峡まんなか(同町西宇)が、施設周辺から吉野川を挟んだ対岸までの約100~120メートルに4本のワイヤを渡し、約100匹を飾り付けた。風に揺られて渓谷を彩っている。
1981年から続く名物で、42回目。施設の駐車場や土讃線の列車からも見ることができる。まんなかの大平克之会長(68)は「戻りつつある外国人観光客をはじめ、一人でも多くの人に見に来てほしい」と話した。