日本陸連は11日、世界選手権(8月・北京)マラソン代表として計6人を発表し、女子では徳島県の伊藤舞(30)=大塚製薬=が2大会ぶりに選ばれた。
2011年の韓国・大邱大会代表の伊藤は、北京大会の最終選考レースとなった8日の名古屋ウィメンズで自己記録を44秒更新する2時間24分42秒で4位(日本人2位)と健闘。選考条件の日本人3位以内をクリアし、横浜国際、大阪国際の日本人1位選手がマークした2時間26分台を大幅に上回った。
女子は他に名古屋ウィメンズ3位の前田彩里(ダイハツ)、12年ロンドン五輪代表で大阪国際3位の重友梨佐(天満屋)が初めて選ばれた。男子は東京マラソンで日本勢最高の7位だった今井正人(トヨタ自動車九州)、びわ湖毎日4位の前田和浩(九電工)、福岡国際4位の藤原正和(ホンダ)が入った。
世界選手権で8位以内に入った日本人トップは来年のリオデジャネイロ五輪代表に決まる。
五輪につなげたい
伊藤舞の話 代表に選ばれてうれしかったし、ほっとした。だが選ばれても試合で走れなかったら意味がないので、入賞してリオデジャネイロ五輪につなげたい。