岐阜戦での今季初勝利を目指す徳島の選手たち=徳島スポーツビレッジ

 J2徳島ヴォルティスは21日午後2時から鳴門ポカリスエットスタジアムで昨季17位の岐阜と対戦する。開幕戦を0-0で引き分けた後、前節のアウェー戦を0-2で落とした徳島にとっては何としても勝ち星が欲しい一戦。ベストメンバーがそろわなかったとはいえ、2試合を終えて1点も奪えていないスロースタートとなったが、一つのゴール、一つの勝利で一気に風向きは変わるはず。昨季J1で1度もホームで勝てなかった分も合わせ、今節こそ勝利の歓喜と興奮をスタンドと共に味わいたい。 

 前節の北九州戦の前半は圧倒的にボールをキープしながらゴール前での勢いや攻め崩す工夫が足りなかったことを踏まえ、今週はボールを持ったら前に仕掛ける意識を高めてきた。後半途中から出場したFW長谷川悠は「ボールを回すにしてもテンポが遅い。簡単にパスを出して動いていけばいい」と攻撃にスピードアップと躍動感を求める。
 
 「もっとサッカーを楽しむべきだ」と話すのは岐阜戦に出ればJ1、J2通算150試合出場を達成するDF福元。1年でのJ1復帰に向けてプレッシャーもある中、硬さの見られるチームへの自戒も込め「置かれた状況を十分に理解した上でサッカーを楽しむ。それくらい責任を持ってプレーする。楽しくやっている姿を皆さんに見てもらいたい」と今節に懸ける意気込みを口にする。
 
 岐阜は昨季17位にとどまり、ラモス監督が率いて2季目となる今季は10位以内を目標とする。17得点したFWナザリトの後釜にブラジル人FWロドリゴが加入。元日本代表GK川口、MF高地といった主力組はチームに残る。開幕戦は0-3で岡山に敗れたが、前節は1-0で讃岐を下している。4-4-1-1システムのワントップに入るロドリゴとトップ下の高地をCBとボランチがしっかり抑えることが重要となり、ボールを回しながら2トップに当てた後、後方やサイドからゴール前に飛び込んで攻めに厚みを持たせたい。
 
 FW佐藤は「この2試合は得点がなく苦しい戦いだったが、ここから勝ち続ける。体を張ってつないで、ゴール前で得点を奪うという自分らしいプレーでチームを勝利に導きたい」と引き締まった表情で話した。