上野動物園(東京都台東区)のジャイアントパンダの双子、雄シャオシャオと雌レイレイは、親離れの訓練が順調に進んでいる。20日から母親シンシンと終日離れて過ごしており、大勢の来園者が22日、双子の愛らしい様子を楽しんだ。
観覧開始時点で50分待ちの行列に。双子はじゃれ合いながら施設内を歩き回っていた。母親と訪れた相模原市の小学1年高梨蒼太君(7)は「頭をぶつけ合って楽しそうだった」と笑顔で話した。
園によると、シンシンと別居後も餌や人工乳を問題なく摂取できていて状態は安定しており、親離れしたとみている。大橋直哉教育普及課長は「大人への第一歩を踏み出してくれた」と話した。