環境、経済産業両省は23日、賃貸物件のオーナーから排出されたテレビやエアコンなどの廃棄家電計9万9440台を適切に引き取らなかったとして、家電リサイクル法に基づき、賃貸アパート大手レオパレス21に是正勧告した。今月から1年間、廃棄家電の引き取りや、再発防止策の実施に関する状況などを報告することも求めた。
環境省によると、レオパレスは、家具家電付きの賃貸物件を1カ月から借りられる「マンスリー契約」事業などを展開。オーナーに物件で使う家電製品を販売している。同社は家電リサイクル法上の小売業者に該当し、廃棄の際はオーナーから引き取り、メーカーに引き渡さなければならなかった。