気象庁は23日、長野、群馬両県にまたがる浅間山で火山性地震が増加しているとして、噴火警戒レベルを、1の「活火山であることに留意」から2の「火口周辺規制」に引き上げた。山頂火口から約2キロの範囲で、大きな噴石や火砕流に警戒を求めている。噴火が発生すると、風下側では火山灰や小さな噴石が降る恐れがあり、注意が必要だ。
気象庁によると、浅間山では15日ごろから山の西側で膨張を示すデータが確認された。さらに21日以降、山の浅い場所を震源とする火山性地震が増えた。地震回数は21日39回、22日60回、23日は午後3時までに57回に上った。