トラック運転手の残業規制強化によって人手不足が予想される「2024年問題」を巡り、県内業者からも物流の停滞を危惧する声が上がっている。民間のシンクタンクでは30年に県内で約40%の荷物が運べなくなるとの推計もある。運転手を確保するため、賃金アップなどの待遇改善が急がれるものの、宅配便の急増やコロナ禍が阻んでいる。

 県内で作られる工業製品や原料の多くは、首都圏に運ばれる…