キリンビールは23日、使用済みペットボトルを化学処理して新たなペットボトルにする「ケミカルリサイクル」を酒類容器向けに国内で初めて導入すると発表した。飲食店でビールを提供する小型サーバー用の容器が対象。プラスチックの資源循環をアピールし、環境問題への関心が高い飲食店に採用を促す。
4月以降順次、店舗で「一番搾り」などを提供する小型サーバー「タッピー」と、クラフトビール専用の「タップ・マルシェ」で使う3リットル入りの容器に、ケミカルリサイクルでできた原料を使ったペットボトルを取り入れる。
高い耐圧性を確保し、炭酸のビールを入れても容器が破損しないようにした。