経済産業省は23日、補助金の支給先を決める審査で、子育て支援などの少子化対策や女性活躍に積極的に取り組む中小企業を優遇すると発表した。対策を講じている企業は評価点が上乗せされ、採択されやすくなる。
優遇制度の対象は、ものづくり補助金や事業再構築補助金、IT導入補助金など5件。それぞれの募集開始に合わせて3月末から順次導入する。企業の経営状況といった通常の評価項目に、少子化対策などを加える。
女性が活躍しやすい職場づくりを進める上場企業「なでしこ銘柄」の選定でも、子育てと仕事の両立支援に関する項目を評価に追加する。