米ワシントンのホワイトハウス

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 【ワシントン共同】米商務省が23日発表した2022年の経常収支の赤字額(季節調整済み)は、前年比11・5%増の9437億9500万ドル(約124兆円)だった。赤字額は21年の8463億5400万ドルを更新し、過去最大となった。国内需要の増加により輸入が拡大し、物価高も赤字額を押し上げた。

 22年の経常赤字の国内総生産(GDP)に占める比率は3・7%となり、前年から0・1ポイント拡大した。

 モノの赤字が9・2%増の1兆1910億2900万ドルと最高額になる一方、サービスの黒字は微増の2457億1千万ドルだった。

 同時に発表した22年10~12月期の経常収支の赤字額は前期比5・6%減の2068億500万ドルだった。モノの赤字は増加が続いたものの、サービスの黒字が増えた。