J2徳島ヴォルティスは4月1日午後7時から熊本市のうまかな・よかなスタジアムで熊本と対戦する。芳しくない内容で栃木に敗れてから中2日でのアウェー連戦。もう負けられない徳島は、まずは自分たちの力を信じてはつらつとプレーすることが鍵。テーマに掲げた足を止めない積極果敢なサッカーを貫いて勝ち点3をもぎ取り、さらに中3日で行われるホーム岡山戦につなげたい。
 
 チームは29日に宇都宮市から熊本市に移動。30日は午前中の約2時間、同市の水前寺競技場で練習(非公開)しコンディション調整を図った。
 
 栃木戦終了後、CB青山はこぼれ球への反応の遅さを、FW長谷川悠は攻撃に切り替わったときのサポートの遅さを課題に挙げた。その上でMF濱田は「うまく前線にボールが入らないので前の選手ももやもやしていると思う。素早くターンして前に向いてプレーし、攻撃陣が楽しくやれるようにしたい」と気持ちを入れ直す。
 
 昨季13位の熊本は4試合を終え、1勝2分け1敗(勝ち点5)の13位。前節は0-1で福岡に敗れた。小野監督2年目の今季は約半数の15人がチームを去ったが、東京VからFW常盤、群馬から187センチのCB權韓眞(クォン・ハンジン)らが加入。4-2-3-1システムを敷き、激しく球際に行ってボールを奪うと手数を掛けずにシュートに持ち込むスタイルの浸透を図っている。攻守の切り替えの速さで上回ったほうが主導権を握りそうだ。徳島は1勝1分け2敗(同4)の18位。