23日に告示された徳島県知事選の立候補者4人に対し、徳島新聞は政策などを問うアンケートを実施した。より多くの考えやビジョンを知ってもらおうと、これまでの知事選や国政選挙で行っている同様のアンケートより大幅に質問数を増やし、全50項目に上る。
行財政改革や観光振興、道路整備、人口減少対策など多岐にわたり、県政の課題にどう取り組むかを聞いた。憲法改正や防衛費増額など国の行方に関わるテーマの考えも尋ねている。(上から届け出順)
⑥県民との対話、開かれた県政に対する考えや取り組みを聞かせてください。
【三木亨】形式的な意見交換会ではなく、知事が県内各地に出向き、様々な活動を展開されている団体・グループや個人と直接対話を行うほか、ウェブサイトを活用して県民の声なき声を受け止め、扉が開かれた県政を進めます。
【古田元則】県民の政治への信頼を取り戻すことが一番です。記念オケ、政治資金パーティーを巡る現知事の疑惑、統一協会の県政への介入問題を徹底解明します。県政に関する情報開示を進め、県民の要求実現に全力を挙げます。
【後藤田正純】県民参加の行政運営、情報公開を推進していきたい。県庁にあっては知事の顔色ではなく県民の顔色を見る組織を構築する。『県民目安箱』を設置し、オンライン相談のツールも充実させる。
【飯泉嘉門】これまで以上に県民の皆様にアプローチをかけるとともに、誰からもご意見を伺えるよう、例えばSNSを活用し個々人から意見・提案を受け付ける「アイデアバンク」を開設するなど不断の努力を積み重ねてまいります。
⑦県財政について、2022年度末時点で県債7800億円、財政調整的基金1000億円となっています。今後の財政運営や財政改革に対する考えを聞かせてください…
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