２３日、パリで行われたデモの参加者（ＡＰ＝共同）
【ロンドン、ブリュッセル共同】英王室は２４日、チャールズ国王とカミラ王妃が２６～２９日に予定していたフランス公式訪問が延期になったと発表した。英ＢＢＣ放送によると、フランス各地で行われた政府の年金制度改革に反対するデモを受け、同国のマクロン大統領が英政府に延期を要請した。
マクロン氏は２４日、ＥＵ首脳会議後の記者会見で、労組が２８日にも一斉の抗議行動を呼びかけていることに触れ「デモのただ中に訪問してもらうのは思慮深くない。良識から延期を決めた」と説明。夏の初めに再設定したいとの考えを示した。
ＢＢＣなどによると、国王夫妻はパリと南西部ボルドーを訪れる予定だった。
