【キーウ共同】国連ウクライナ人権監視団は24日、ロシアが侵攻したウクライナでの人権状況に関する報告書を公表し、双方が拘束した捕虜を処刑しているとして非難した。ロシアは15人、ウクライナは25人を処刑したと指摘。国際人道法や国際人権法に抵触している可能性があり、双方に捕虜の人権保護や処遇の改善を求めた。
報告書について、首都キーウ(キエフ)で記者会見したボグナー団長は「敵対行為をやめた兵士を恣意的に処刑することについて深く懸念する」と訴えた。英BBC放送ロシア語版が報じた。
ウクライナ外務省は、報告書について「侵略の犠牲者に責任を負わせるようなことは容認できない」と反発した。