23日に告示された徳島県知事選の立候補者4人に対し、徳島新聞は政策などを問うアンケートを実施した。より多くの考えやビジョンを知ってもらおうと、これまでの知事選や国政選挙で行っている同様のアンケートより大幅に質問数を増やし、全50項目に上る。
行財政改革や観光振興、道路整備、人口減少対策など多岐にわたり、県政の課題にどう取り組むかを聞いた。憲法改正や防衛費増額など国の行方に関わるテーマの考えも尋ねている。(上から届け出順)
①知事選の最大の争点は何だと思いますか。
【三木亨】4年前の知事選以来、徳島は対立の政治が続いています。私は、20年続いた県政の継続か、その全否定かという対立ではなく、徳島を県民や県議会、市町村とワンチームとなる協調の政治に転換し、活力を取り戻します。
【古田元則】岸田政権は憲法違反の大軍拡・大増税に突き進み、物価高騰で苦しむ国民生活には無為無策だ。この自民党政治の悪政に正面から対決し、県民の平和と暮らしを守る県政に転換できるかが問われる選挙になる。
【後藤田正純】多選の弊害が指摘される5期20年にも及ぶ現県政への評価と、衰退した徳島をどのように再生し、県民生活を豊かにし、県政を刷新するか。具体的なビジョンと実行力が問われる。徳島は勝ちにいく政策を示したい。
【飯泉嘉門】3年に及ぶコロナ禍と急激な物価高騰で、非常に厳しい状況にある現状をいかに打破し、県民に寄り添い、誰一人取り残さず夢や希望を抱くことのできる社会の実現に向け、処方箋を分かりやすく提示すること。
②知事選で最も訴えたいことは何ですか…
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