トヨタ自動車が全国各地で催す入門者向けの自動車ラリー大会が26日、徳島県三好市三野町で開かれた。全国から45台が参加し、林道と三野健康防災公園内の特設コースを疾走。同公園には観戦エリアのほか、物販やステージなどがあるイベント会場も設けられ、来場者約2500人が楽しんだ。
ラリーは三野体育館を発着点とする約52キロのコースで実施。競技車両は公園内の特設スタート地点から1台ずつ1分間隔で出走し、公園内や林道2カ所に設けられた競技区間(計10・7キロ)と、法定速度で走る移動区間(計41・14キロ)での合計タイムを競った。
イベント会場では、レース車両の展示や地元住民によるマルシェなどでにぎわった。東みよし町のダンス教室「スタジオFUN」に通う有志が結成した阿波踊り連による乱舞も披露された。親子で訪れた同市の芝生小2年の寺尾友雅君(8)は「すごい速さで、ドリフトが格好よかった」と喜んだ。
大会は、トヨタ自動車が主催する「TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジ」で、2001年に始まり23年目。今年は全国11カ所で催す予定で、三好はシリーズ第1戦となった。徳島県内で実施するのは16、17年に続き3回目。