3月23日に告示された徳島県知事選の立候補者4人に対し、徳島新聞は政策などを問うアンケートを実施した。より多くの考えやビジョンを知ってもらおうと、これまでの知事選や国政選挙で行っている同様のアンケートより大幅に質問数を増やし、全50項目に上る。

 行財政改革や観光振興、道路整備、人口減少対策など多岐にわたり、県政の課題にどう取り組むかを聞いた。憲法改正や防衛費増額など国の行方に関わるテーマの考えも尋ねている。(敬称略、上から届け出順)

㊶徳島県は国体の天皇杯の順位が低迷しています。天皇杯の在り方を疑問視する声もあります。国体への取り組みを含めたスポーツ振興について考えを聞かせてください。

【三木亨】国体の順位は20年間の県のスポーツ振興政策の結果であり、選手の育成は数年ではできません。長期的な視点でスポーツに重点を置いた特色ある学校づくりや指導者の育成、スポーツ施設整備を進め、必ず順位を上げます。

【古田元則】スポーツ基本法にあるようにスポーツは「国民の権利」です。公共スポーツ施設の整備、利用料金の適正化、指導員・スタッフの増員とともに、暴力やハラスメント防止などの指導者講習を充実させます。

【後藤田正純】天皇杯を目指して都道府県で努力した結果、国体がスポーツの裾野を広げてきたのは間違いない。スポーツ環境の整備を推進し、指導者、トレーナーとの連携を強化し、地域スポーツの支援に取り組む。

【飯泉嘉門】ハード・ソフト両面でスポーツ環境を向上させ、プロスポーツを間近に体感できるとともに、誰もがスポーツに親しむこともできる社会を構築し、競技力向上とスポーツを通じた交流促進、地域活力の醸成を図ります。

㊷県が徳島市文化センター跡地に計画している新ホールに対する考えを聞かせてください…