美波町日和佐浦の日和佐うみがめ博物館カレッタで13日、飼育されているアカウミガメでは世界最高齢の「浜太郎」が68歳の誕生日を迎え、来館した家族連れらが祝った。
屋外水槽で誕生日の催しがあり、飼育員が好物のワタリガニとイセエビを与えると、おいしそうに口を動かしていた。浜太郎に関するクイズもあった。
いとこらと訪れた加茂名小4年の神尾ほのかさん(10)は「カメが餌を食べるのを初めて見た。顎の力が強くてびっくりした」と話していた。
浜太郎は甲羅の長さ88センチ、体重130キロの雄。1950年にカレッタ近くの大浜海岸に産み落とされた卵を、日和佐中生らがふ化させた。