LGBTなど性的少数者の子どもを持つ親の有志の会は28日、東京・永田町の参院議員会館で森雅子首相補佐官と面会した。検討されているLGBT理解増進法案に関し、性的指向や性自認を理由とする差別を明確に禁止する規定を盛り込むよう求める要望書を提出した。
有志の会は「性的マイノリティーの子どもたちの多くが、社会の深刻な差別によって苦しみ、命を絶ってしまう人たちもいる」として、一刻も早い法整備の実現を要請。会によると、森氏は「国会の議論を見守る」と応じたという。
要望書には2月下旬以降、インターネット上で1800人以上の親や親族、友人などから賛同の声が寄せられている。