共同通信は28日、日銀が4月3日に発表する3月の企業短期経済観測調査(短観)に関する民間シンクタンク11社の予想を集計した。代表的な指標である大企業製造業の最近の景況感を示す業況判断指数(DI)の予想平均は、前回の昨年12月から4ポイント悪化のプラス3だった。実際に悪化すれば5四半期連続となる。
エネルギーや原材料価格の高止まりが収益を圧迫しているとの指摘が目立つ。ロシアのウクライナ侵攻の長期化や中国の年初にかけての新型コロナウイルス流行を背景に海外景気が減速し、輸出や生産が停滞したとの声もあった。半導体市況の悪化も要因に挙がった。