JR東日本は28日、昨年8月の大雨で被災し一部区間が不通になっている津軽線について、不通区間をJR単独で維持管理するのは困難だと明らかにした。その上で、沿線自治体が線路を維持管理する「上下分離方式」による存続か、廃止してバスや乗り合いタクシーへ転換するかの両案を示した。上下分離方式の場合、自治体側の負担を年間4億円程度と試算している。
青森県と沿線自治体などを交えて地域交通の在り方を話し合う会議で示した。津軽線は蟹田(外ケ浜町)―三厩(同町)間で線路を支える盛り土が大雨で崩壊し、現在も不通。JR東は当面、復旧工事に着手しないとしている。