メキシコ北部シウダフアレスにある移民施設の外に到着した救急車=28日(AP=共同)

 メキシコ北部シウダフアレスにある移民施設の外に到着した救急車=28日(AP=共同)

 【ロサンゼルス、ニューヨーク共同】米国境沿いのメキシコ北部シウダフアレスにある移民施設で27日夜、火災があり、AP通信などは少なくとも39人が死亡し、29人が負傷したと伝えた。ロペスオブラドール大統領は28日の記者会見で退去を拒んだ一部の移民が火を付けたと明らかにした。当局は「悲劇につながった行動を容認しない」と述べた。

 施設はシウダフアレスと米南部テキサス州エルパソを結ぶ橋の近くにあり、主に南米ベネズエラなどから米国に入国しようとする移民が多く滞在していたとみられる。

 ロペスオブラドール氏は「(放火した移民は)これほどの惨事になると想像していなかった」と話した。