日本相撲協会は31日、大相撲春場所が対象の新弟子検査(4月4日)の受検者を発表し、34人が申し込んだ。学生の卒業時期が重なり年6場所で最も入門者数の多い春場所では、義務教育修了が受検資格に定着した1973年以降で2012年と並んで最少となった。最多は92年の160人。
40人を上回ったのは20年が最後で、21年は35人、昨年は37人と減少傾向にある。少子化に加え、新型コロナウイルス禍によるスカウト活動の制限も影響しているとみられる。
感染対策のため、検査は春場所後に延期された。合格者による前相撲も行わず、5月の夏場所では届け出順に番付にしこ名が載る見込み。