J2徳島ヴォルティスは3日午後2時から大分市の大分銀行ドームで20位の大分と対戦する。守備に安定感が出てきて2試合連続引き分けの徳島。ゴールデンウイーク期間の連戦となるが、下位を相手にしっかりと勝ち切りたい。
チームはオフ明けの1日、徳島スポーツビレッジで練習を再開。ゲーム形式では採用してから3試合負けのない4-1-4-1システムを継続し、同じ陣形の大分を想定して攻守の連係を確認した。中盤で奪ったボールをテンポよく回しながらサイドに素早く展開し、クロスやシュートの精度を追求していた。
昨季7位の大分は田坂監督が指揮を執って5年目。ここまで2勝1分け7敗(勝ち点7)と苦しんでいる。縦に速い攻撃を持ち味とし、身長180センチ以上の選手が多いことから空中戦にも定評がある。セットプレーからの得点も多く警戒が必要だ。MF兵働は高いキープ力と正確な縦パスが武器で、エヴァンドロはスピードと決定力がある。
徳島としては相手に長いボールを入れさせないよう前線からのプレスを徹底して攻撃の芽を摘み、攻撃では激しくプレスに来る相手の裏のスペースをうまく突きたい。
前節の無失点を支えたDF橋内は「攻撃も良い形が生まれてきているので、まずはしっかり守りたい」ときっぱり。昨季まで大分に在籍したMF木村は「前節はクロスやシュートをちゅうちょする場面があった。思い切り良く狙っていく」とゴールにこだわる覚悟を示した。