昨年8月の大雨による鉄橋崩落で不通となっていた福島県喜多方市のJR磐越西線喜多方―山都間(9・9キロ)で1日、運行が再開された。約8カ月ぶりに全線再開した。駅や沿線では、住民らが列車に手を振って歓迎した。
喜多方駅前では式典が開かれ、遠藤忠一市長が「地域の発展を担ってきた重要な鉄路。利活用の促進に努めていく」と話した。山都駅で列車を待っていた五十嵐静雄さん(56)は「代行バスで通院してきたが、列車の方が速いのでありがたい。高齢者や学生にはなくてはならない存在だ」と喜んだ。
磐越西線は郡山(福島県郡山市)―新津(新潟市)の175・6キロ。