野球の独立リーグ、四国アイランドリーグplus(IL)は11日、今季から始める選抜チームの北米遠征について、6月12日から28日までの間に北米独立リーグ「カナディアン・アメリカン・リーグ」の6チームと17連戦を行うと発表した。選手の強化育成と米国の野球関係者へのアピールが目的で、選抜チーム監督には徳島インディゴソックス(IS)の中島輝士監督が就任した。
選抜チームは7日に渡米。12~21日にニューヨーク州などで米国の3球団と10試合、22~28日にカナダの3球団とケベック州などで7試合行い、7月1日に帰国する。現地では全試合が公式戦として位置付けられ、インターネット中継が予定されている。
メンバーは中島監督とコーチ、トレーナー各2人、選手29人の34人。うち各チーム代表として徳島ISの松嶋亮太内野手ら4選手が先行して選ばれた。残り25選手は5月29日に発表される。
高松市内で記者会見した鍵山誠最高経営責任者は「メジャーのスカウトも集まる注目度の高いリーグ。公式戦という真剣勝負の場で各選手に成長してもらいたい」と期待した。
中島監督は「最強の布陣で臨み、アメリカにILを印象付けたい」と語り、松嶋内野手は「強い球に対して強い打球を打ち返し、自らをアピールする」と話した。