サッカーJ2徳島ヴォルティスは15日、DF大本祐槻(23)=滋賀県出身=がJ1長崎へ完全移籍することを発表した。今夏、徳島からJ1チームへの移籍は、DF大崎玲央(神戸)、FW山崎凌吾(湘南)に続いて3人目。

 大本は野洲高校、阪南大を経て、2017年にJ2岐阜でプレーし、18年から徳島に加入。今季はけがで出遅れたが、4月に移籍後初出場を果たすと、サイドバックやウイングとして、レギュラーに定着。豊富な運動量で攻守を支え、右サイドだけでなく、左サイドもこなした。徳島ではJ2で21試合、天皇杯2試合に出場した。

 大本はクラブを通じて「徳島ヴォルティスを愛するすべてのファン・サポーターの皆様、突然の移籍で申し訳ありません。本当に悩みましたが、J1に挑戦したいという気持ちがあり、決断をしました。半年という短い間でしたけど、徳島ヴォルティスの一員として戦えたことを誇りに思います。本当にありがとうございました」とコメントを発表した。