スタジアムではサッカーの試合しかやっていないと思っていた半年前の記者(サポーター見習い)。今では食べ歩きをしたりグッズ購入の列に並んだりする姿を先輩サポーターの皆さんに目撃されるくらい、スタジアムを満喫しています。

 そう、グルメはサッカー観戦を楽しむ上で欠かせない要素のひとつ。「スタジアムグルメ」と呼ばれ、地域に根ざしたメニューなどが提供されているので、アウェー遠征の楽しみでもあります。

 そこで、2回にわたってスタジアムグルメを大特集。1回目は、記者(サポーター見習い)が、半年間徳島ヴォルティスのホームゲームに通い、鳴門ポカリスエットスタジアムの「ヴォルティス屋台村」で食べたメニューを紹介します!(これでも紹介できたのは屋台村の一部のお店…引き続き取材を続けます)

 

 

 バックスタンド

 バックスタンドコンコースにあるお店を紹介します。バックスタンドのお店は先行開場するキックオフ2時間15分前にオープンします。

 ★フードスタンド灯

 

 フードスタンド灯は、鳴門市のダイニングバー灯の出張店舗。丼やピタパンサンド、おつまみなどのほか、ビールやソフトドリンクがそろいます。特定の試合限定の企画メニューもたびたび登場しています。シシーニョ選手のバースデーメニュー「カレーパエリア」もこのお店でした。

 オーナーの宮脇辰雄さんは「作りたてそのままのおいしさを味わってほしい」とこだわりを話します。カウンターにはカセットコンロと土鍋が並び、グツグツと煮える鍋から漂う香りが食欲をそそります。

 
どて煮玉子

 

 一番人気は、どて煮玉子(350円)。濃厚そうに見えますが、意外とあっさりとした味わいです。腹を満たすのにちょうどいいサイズで、アルコールのお供によさそう。どて煮をご飯にかけたぼっかけ丼(500円)などの丼ものや、おかずもご飯もしっかり入ったボリュームたっぷりの弁当「灯弁」(800円)も。

ピタパンは手軽に食べられそう

 ピタパンサンド(500円~)で人気のローストビーフなど、冷えても軟らかい肉メニューも充実しています。

 定番メニューに加え、日替わりのメニューを用意しています。ナイトゲームでは夕食として食べられるようにボリュームたっぷりのもの、デイゲームではピタパンなど軽めのメニューを多くそろえています。

 

 ★じゅわっち

 

  鳴門市の居酒屋「じゅわっち」もバックスタンドに出店しています。肉料理が一押しの居酒屋で、ヴォルティスのホームゲームでも肉を使った食べ応えのある一品が味わえますよ。

 名物は、外はかりっと、中は軟らかい鶏もも唐揚げ(500円)。開場直前に揚げて、温かい状態で提供しているそうです。唐揚げ丼(700円)のほか、ガーリックチップ入りで肉をご飯にたっぷりのせた牛スタミナ丼(700円)が売れ筋です。

 

 軟骨の唐揚げや鶏チリ、おにぎり、焼きそば、ピザなどのサイドメニューも充実。デザートでは、こしあん入りのごまだんご(250円)がひそかな人気です。

 毎試合15~20種類ほどがカウンターに並ぶので、目移りしそう。デイゲームではボリュームたっぷりのもの、ナイトゲームではお酒と一緒に楽しめるものと夕食になるものをそろえています。

 林佑樹店長は「徳島のサポーターを中心に、リピーターが多い店。本店の味をスタジアムでも味わって」とPRしています。

 

 一番人気という、鳥もも唐揚げ(500円)を購入。しっかりめの味付けで、外側はカリカリですが内側は柔らかく、次々に食べてしまいます。