阿波おどり実行委員会によると、12日から15日までの徳島市の阿波踊り期間中の人出は計108万人で、昨年を15万人下回った。台風などによる中止日のあった年を除くと、2014年の114万人を下回り、平成に入って最も少なかった。

 実行委は、曜日配列の悪さや連日の猛暑、西日本豪雨による手控え、最終日の悪天候が影響したとみている。総踊り中止を巡る混乱も影を落としたようだ。

 4日間の内訳は12日が33万人、13日が30万人、14日が27万人、雨に見舞われた15日が18万人。演舞場やおどり広場に繰り出した連は延べ840連で、昨年より45連少なかった。

 有料演舞場4カ所と選抜阿波おどり、前夜祭の前売りチケットの売り上げ枚数は6万6395枚(9日時点)で、販売総数の53・5%にとどまった。当日券を含めた売り上げ総数は集計中で、近く公表するとしている。昨年の最終販売率は84%だった。