J2徳島ヴォルティスは16日、副主将のMF島屋八徳(29)=福岡県出身=がJ1鳥栖へ完全移籍すると発表した。島屋は今季チーム最多の8得点を挙げている攻撃陣の大黒柱だけに徳島の得点力低下が懸念される。また、鳥栖からGK赤星拓(34)=福岡県出身=が来年1月末までの期限付き移籍で加入することも決まった。
今夏、徳島からJ1クラブへの移籍はDF大﨑玲央(神戸)、FW山﨑凌吾(湘南)、DF大本祐槻(長崎)に続いて4人目になる。
島屋は宮崎産業経営大、HOYO大分(現ヴェルスパ大分)を経て2014年に当時JFLの山口とプロ契約。クラブのJ3、J2昇格に貢献し、17年に徳島へ完全移籍した。鋭いドリブルを武器に昨季は32試合に出場し7得点。今季はFW起用も多く、12日の山口戦まで24試合で8得点を稼いでいた。
島屋は「J1昇格へ大事な時期に力になれず悔しく、申し訳なく思う。J1に挑戦する機会が目の前に訪れ、自分の気持ちにうそはつけなかった。ありがとうございました」とコメントした。
赤星は07年に当時J2の鳥栖に入団し11年は正GKとしてJ1昇格に貢献した。今季までリーグ戦通算145試合に出場している。