ゴール前で守備練習を重ねるイレブン=徳島スポーツビレッジ

 J2徳島ヴォルティスは18日午後7時から、鳴門ポカリスエットスタジアムでモンテディオ山形と対戦する。ホームでは5連勝中の徳島だが、ここ数日間にチーム最多得点のMF島屋、サイドのDF大本と主力2人を移籍で失った。頼みの岩尾主将も累積警告で出場停止。戦力ダウンが必至の中、台風で流れた岡山戦の代替開催を含め1週間で3試合を戦わなければならない。今季最大の正念場を迎えている。

 15日に大本のJ1長崎入り、16日に島屋の鳥栖入りが発表された。とりわけ島屋は副主将としてピッチ内外でチームをけん引してきた。前節山口戦でも値千金の同点弾を放っており、移籍は周囲の選手にも小さくない衝撃を与えたようだ。

 盟友の岩尾主将は「前に進むしかない」と唇をかみしめる。選手たちに「昇格という目標はぶれずにやっていこう」と呼び掛けたロドリゲス監督も「(DF大﨑、FW山﨑を含め)まさか4人もいなくなるとは。目標達成の難易度は高くなった」と認めざるを得なかった。

 一方、戦列を一時離れていた選手たちは近く復帰できそうだ。16日はMF杉本太や前節欠場したFWウタカが元気にボールを追い掛けた。足の違和感を訴えていたウタカは「ここ1週間でしっかりコンディションを上げることができた」と強調する。

 「これまでと同じ戦いはできない」(ロドリゲス監督)状況の下、山形戦では戦術やシステムの変更もあり得る。これまでサブに回っていた選手の奮起も必要だ。

 22日には延期されていたアウェー岡山戦、3日後の25日にはアウェー大分戦が控える。この1週間で勝ち点をどれだけ積み上げられるか。山形戦は今後を占う大事な3連戦の初戦となる。