改修工事が始まった津田中学校のブロック塀=徳島市津田西町2

 徳島市は16日、市内の幼稚園や小中学校のブロック塀のうち、建築基準法施行令に違反した塀の改修工事に着手した。市の調査で違反が分かった35カ所のうち、特に危険性の高い2カ所を夏休みの8月中に改修し、順次工事に取り掛かる。

 改修工事が始まったのは、論田小学校の東側歩道橋付近の塀(高さ1・6メートル、幅3メートル)と、津田中学校北東端の塀(高さ1・6メートル、幅16メートル)。いずれも、高さ1・2メートル以上の壁に必要な「控え壁」がなかった。論田小は塀を撤去してフェンスを設置し、津田中は塀の上部を切断して高さを1・1メートルに下げる。

 市教委教育総務課は「予算の都合を見ながら、できるだけ早く工事を完了したい」としている。