雨の中の踊り最終日、街中を踊り抜く元気いっぱいの子どもたち=三好市池田町マチ

 徳島市の阿波踊り閉幕翌日の16日、三好市池田町の「いけだ阿波おどり」に出掛けた。

 

 毎年14~16日に開かれており、この日は最終日。日が沈み、空が藍色に変わるころ、阿波池田駅から延びるアーケード街や旧国道にパイプいすが並びだす。それまで静かだった通りが急ににぎやかになる。

 親に手を引かれた浴衣姿の子ども、お年寄り、若いカップル、カメラを手にした観光客がいつしか道路脇を埋め、踊りの始まりを今や遅しと待っている。

 午後7時、鉦(かね)の音を合図にぞめきが響き渡る。「やっとさー、やっとさー」「それいけ、やれいけ」。元気な掛け声の子どもたちを先頭に連が通過すると、拍手が湧き起こった。

 踊り子との距離は1メートルを切っているだろうか。踊り子の熱気がそのまま伝わってくる。汗びっしょりの踊り子にうちわで風を送る人、よちよち歩きの幼児が両手を上げて踊り子に付いていくのを追いかけるお母さん。街角ならではの光景が広がる。

 3日間で踊り込んだのは延べ72連。ほとんどが地元の連だ。周囲を見ると、踊り子も観客もみんなが笑顔。これぞ阿波踊りだ。