全国高校総体第6日の2日、和歌山市の紀三井寺陸上競技場で行われた男子円盤投げで、55メートル59の好記録で優勝した幸長慎一(生光学園)は、陸上の最優秀選手(MVP)に選ばれた。円盤投げで県勢が優勝したのは1972年の森文徳(小松島高)以来43年ぶり2度目。幸長が砲丸投げとの2種目を制覇したことで、生光学園は学校対抗で16点を獲得してフィールド部門で初優勝し、総合でも8位入賞した。総合1位は男子が洛南、女子は東大阪大敬愛だった。この日は陸上を含めて各地で13競技があり、重量挙げ53キロ級のスナッチで東野凌大(徳島科技)が優勝するなど県勢が活躍。体操男子の小松島は16位で決勝に進んだ。テニス団体の城南は男女とも2回戦で敗退。ホッケー男子の阿南工も2回戦で姿を消した。