徳島インディゴソックスは19日、JAバンク徳島スタジアムで2位愛媛に5―2で逆転勝ちし、後期10勝一番乗りを果たした。直接対決を制し、愛媛とのゲーム差を5に広げた。通算成績は10勝2敗2分け。
もう1試合は高知が3―2で香川を下した。
愛媛 001 000 100 2
徳島 000 012 20X 5
今季加入・安井が勝利の立役者に
連敗を避けたい一戦で徳島に今季加入した安井勇輝(大阪府出身、東海大山形ー近大ー愛媛マンダリンパイレーツ)が、勝利の立役者となった。五回に反撃の口火を切る安打を放つと、六回には貴重な追加点となる適時打。出番は少ないながらも結果を出し、会心の笑みを浮かべた。
後期の快進撃を支えてきたジェフンが休養で欠場。代わって7番指名打者での起用に応えた。1点を追う五回。「愛媛の先発四戸の調子が良かったのでコンパクトに振った」と振り返るように、逆方向へ技ありの左前打を放った。六回には、狙い球とは違ったものの外角球を逆らわずにはじき返し、左翼線への二塁打で貴重な3点目をたたき出した。
リーグ在籍2年目の23歳。昨季終了後、環境を変えようと愛媛から徳島に移籍してきた。前期は大振りが目立ち、結果を残せなかったため、コンパクトな打撃を心掛ける。
与えられたチャンスで2戦連続2安打。「いつでも出られる準備をしている」と話す188センチの大型野手は「ミートを心掛け、ホームランも打ちたい」と後期残り試合に意欲をみせた。