女子板飛び込み 1年生ながら4位入賞を果たした森岡=日本ガイシアリーナ

 全国高校総合体育大会(インターハイ)第19日は19日、名古屋市の日本ガイシアリーナなどで水泳が行われた。徳島県勢は競泳2種目に男子2人、飛び込み1種目に女子1人が出場し、女子板飛び込み決勝で森岡さくら(生光学園)が434・95点で4位に入った。男子100メートル平泳ぎの幸田太一(鳴門渦潮)、100メートルバタフライの奥田真也(阿南高専)はともに予選を突破できなかった。最終日の20日は競泳男子1種目に県勢2人が出場する。

 高難度の技で伸びやか演技

 初のインターハイで上々の成績を残した。女子板飛び込みで1年生ながら4位入賞を果たした森岡(生光学園)。表彰状を手に「最高の演技ができた。すごくうれしい」と声を弾ませた。

 中学時代から何度も経験している全国大会。それでも「入賞したい」との思いが強く、予選では板の上で足が震えたという。重圧を振り払って臨んだ1回目に前宙返り2回半を決めると、その後の4本も手堅くまとめ、3位で予選を通過した。

 決勝でも伸び伸びと演技。「空中での姿勢や回転の速さが良かった」と振り返った得意の後ろ踏み切り前宙返り2回半など、難度の高い技で高得点をたたき出した。

 目標とするのは競技を始めるきっかけにもなった4歳上の兄・淳之介さん。2年時のインターハイで準優勝した実力者で「来年は兄と同じように表彰台に立ちたい」とさらなる高みを見据える。