全国中学校体育大会第3日は19日、広島県立総合体育館などで9競技が行われ、徳島県勢は、柔道女子70キロ級の米夛比(めたひ)藍(阿波)が3位に入った。同競技の女子個人種目で県勢が表彰台に立ったのは2009年以来。バドミントン女子の徳島は2回戦で敗れ8強入りを逃した。新体操女子は羽ノ浦が21位、生光学園が22位。相撲団体と陸上4種目、競泳の1種目は、いずれも予選を突破できなかった。
県勢女子09年以来表彰台
県勢女子で2009年以来となる3位表彰台入りを果たした70キロ級の米夛比(阿波)。好成績にもかかわらず、その表情にいつもの輝きはなかった。「(負けた準決勝は)一本負けでなくて自分のミス。逃げ切られた」と悔しがる。
持ち味であるキレのいい内股がこの日もさえていた。初戦は内股で一本勝ち。準々決勝も内股で相手を床に転がし、寝技で決めた。
だが、準決勝の相手は「自分の内股を見て研究していた」と米夛比。技を返され、技ありを奪われると相手は残り時間、リードを守り切った。
昨年は2回戦負け。以来、雪辱を期して猛練習し、けがも乗り越えた。それだけに、このままでは終われない。「高校に進学したらもう一度真剣に取り組んで、日本一を目指す」。決意を新たに会場を後にした。