石井町石井の徳島大生物資源産業学部農場で20日、食肉加工研究室の開所式があった。日本ハム(大阪市)から加工機械の寄付を受けて開設したもので、豚肉などを使った加工品の開発や研究に活用する。
農場事務・研究棟1階の約100平方メートルに開設。材料をまぜるミキサーや肉を薄く切るスライサーなど12台が設置され、ソーセージやハムを作って真空パック詰めにできる。
県内で創業した日本ハムは、畜産・食肉加工分野の研究や人材育成に貢献しようと、試作に使っていた機械を寄贈した。
開所式には、学部長の横井川久己男教授や日本ハムの関係者ら約30人が出席。看板の設置や施設見学のほか、加工品の試食もあった。