徳島市鷹匠町1で複数の店の料理が楽しめる飲食施設「横丁」を計画するアスラボ(東京)は、出店する6店舗を決めた。鳴門鯛の専門店や阿波牛を使ったイタリア料理店などがお目見えする予定で、「阿波横丁」の名称で9月下旬にオープンさせる。
6店舗は、「鳴門鯛専門店 おひるね」、徳島イタリアン「エガヲニナル」、徳島創作和食・天ぷら「わさわさ」、焼き鳥「鳥料理むげん」、「ホルモン炭火焼 Roast」、四川中華「中国料理 花梨」。県産の阿波牛や阿波尾鶏、なると金時、渭東ねぎ、ノリなどを使い、1品600円前後のメニューを中心に各店5~10品を用意する。
若手料理人らの起業やビジネス挑戦の場としてアスラボが5月に出店者を募り、約60人が応募。7月上旬に外部の識者も入れて面談と試食審査を行い、味や盛り付け方、価格のバランス、徳島の食文化を発信する思いや熱意などを判断した。出店期間は最長3年。
同社は「食材の生産者とのコラボなども企画し、仕事帰りの会社員や観光客、訪日外国人らが気軽に立ち寄れる場にしたい」としている。